ありふれた道具

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北海道屈指の渡り鳥の居留地にての撮影

2万羽が飛翔する瞬間をただ写しても野鳥愛好家にしか通じない。
渡り鳥が沢山いるという裏には、落ち穂が沢山あるという図式となる。

稲作にコンバインが起用されるようになってから、渡り鳥の数は増えた。

ミレーの代表作に落ち穂拾いがあるが、絵の背景に渡り鳥はいない。
それほどまでに丁寧に収穫していたほどに、あの絵は貧しい。

実際、この水田のコンバインでの刈り取りの後を渡り鳥は群がり帯になる。

その光景を、そのまま写しても渡り鳥の賢さばかりが目に付く事だろう。

鑑賞者に夢を与える風景写真というのが俺が学んだ写真。

引き算に引き算を重ね、そして世界の共通認識である働く道具を添えた。
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by cool-bloods | 2007-12-13 17:17
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