超広角は細部が決め手

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超広角でも足りない大規模な作業風景。
そんな目の前で起っている現象を一枚の写真で説明出来るのが
俺の考える超広角を用いる写真のありかただ。

映画でもTVでもワイドスクリーン化され、
その現場でも多用されている超広角レンズによる画角。

はじめてデジタル18ミリ以下を手にすると
ついついレンズの表現領域に捕われて、「それが?」写真になりやすい。

露出においても空と地面が同時に入り込むから
あらかじめ狙う露出を頭に描かないと安定した作品にならない。

全ての要素に整理が最も必要なレンズだと言えるだろう。

ファインダーの中の隅々まで神経を行き渡らせてはじめて
超広角の超広角たる写真になるのは間違いない。

トラックの全景、入り込む漁船のアンテナを画面に
目立たなくする為に垂直に、この位置で膝を付きカメラをキープ
後はカモメの画面への侵入、荷台の上の人間の動き
そしてショベルカーの位置、透過するウインドウ。
運転手の目線とバケットの動きを見てアクセルを踏む瞬間にシャッターだ。

排ガス規制以降、重機であろうとトラクターであろうと
最初のアクセルの瞬間しか黒煙を吐出す事が無くなったから。
この瞬間の読みは写真家として誰もが知っている事だ。

アップした写真は逆算から組み立てた
一見、細部まで神経の行き渡った作品に見えるが
トータルとして見た場合の焦点が不明確で失敗作である。

写真コンテストは細部に票を得て勝ち上がるシステム
だから有名な世界的コンテストの入選作を見ても「それが?」が多い!
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by cool-bloods | 2007-12-12 15:19
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