デザイナーと言う仕事

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広告業に詳しい方なら誰でも知っているであろうが、
大きな仕事にはプレゼンテーションによるコンペがある。

要するに貴方の会社を私達はこう変えたい!
具体的にはマーケッティングデータをもとに
最低でも売り上げ20パーセントは確約出来る
広告展開を提案するのである。

プランナーが叩き出したレールにそって
若かりし頃の俺はビジュアル案を叩き出す。

当時はまだまだカンプと呼ばれるイラストで
出来上がりがこうなりますよとプレゼンテーションしていたが

俺は高校生の頃からカラー写真の自家現像まで出来ていたし
シズル感を伝える事が弱いイラストでのプレゼンは嫌だった。

机の上の小手先で生み出される日本の広告が嫌だった。

わがままな俺は商品ダミーを持ち出し、撮影地に近い
条件で実際に簡易撮影してプレゼンテーションとした。

今では当たり前だが、写真でのプレゼンになれていないせいか
プレゼンテーションでは負け知らずが続いた。

本番もカメラマンへの撮影指示のために撮影サンプルを作り上げた。
有名な先生達は意向をすぐに理解してくれて、さらにアイディアを
上乗せして俺を驚かせてくれたが

ディレクションと言うものを理解出来ない青いカメラマンは口を尖らせた。
広告と芸術の境目が解らないのはデザイナーでもイラストレーターでもいるがね〜

そんな感じが続き、仕方なしに自分で撮影までした事が
俺が稚拙ながらプロカメラマンの仲間入りしたはじめて物語

この屋外での商品撮影と言うのはスタジオで写す何百倍も難しい。
雑誌のタイアップショットは俺も自分でこなすが
広告のメインショットは今でも信頼する仲間に頼んでいる。

カメラマンの皆さんは、このサンプル写真を
どう料理して俺を喜ばしてくれるのかな?

カメラマンに意思を伝える為だけの写真は日の目を見る事は無い。
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by cool-bloods | 2007-12-12 09:02
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